皆様こんにちは!
前回の続き、ですね。
仕事から帰宅した夫との会話で、意気揚々と習いたての技法を披露した結果の惨敗劇をご紹介しました(T_T)
わたしはあの時、どのように夫に声をかければよかったのでしょうか?
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夫:今日の仕事も地獄やった。
なんで俺ばっかりこんな目に会うっちゃろか。
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わたし:・・・・・・
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皆さんはどのような応答を考えられましたか?
ここで、第13回の論述試験問題のCCの応答がとても参考になると思ったのでご紹介します。
▽転載は不可なので、概要を記載しますね。
CL1: | 前職を辞めた理由は、立ち仕事ばっかりで残業も多くて、自分のノルマもあるうえに全体の売上管理やアルバイトの教育などにまで携わっていて、体力的にも精神的にも厳しかったからです。 |
CC1: | そうだったんですね。今のお仕事についてはどのように感じていますか? |
CL2: | デスクでの電話対応なので体力的には問題はないです。ただ、電話で説明できるだけの勉強はしなければいけなくて、…怒られたり、理不尽なことを言われることもあって…ストレスが溜まってしまいます。非正規の今でもそうなので、正社員になったら、もっとストレスが溜まるんじゃないかなって。長くは勤められなくなりそうで。でもせっかくのお話だし、断るのも上司に悪い気がして…断ったら居づらくなると思うし…。 |
CC2: | 長く働きたいというお気持ちがあるのですね。 |
CL3、CL4は共にネガティブ(マイナス)な発言と言えるかと思います。 それに対するCCの発言に注目してください。
CC4では、CL3の厳しかった具体的な内容を「そうだったんですね」と、CLを肯定する言葉で受け止めています。
また、CC5では、CL4の長々と続くネガティブ発言を拾わず、その中に少しだけ見えた光に焦点を当てて、「長く働きたいというお気持ちがある」と見事にプラス発言に言い替えています!
この関りで、CLはこの後、「~したい」という表現をなんと3回も使って、「長く働きたい」という前向きな意思、未来志向を表す発言を続けるのです!
わたしたちCCは、相談者のマイナスを吸収してプラスに変換する役割もある、と言えるのではないでしょうか。
ポジティブリフレーミング、ですね。
ということで。
わたしはこんな風に返したら、怒りを買うことはなかったかも。
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夫:今日の仕事も地獄やった。
なんで俺ばっかりこんな目に会うっちゃろか。
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わたし:そっか。そんな風に思うことがあったんだね。
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シンプル。 皆さんはどんなふうに考えましたか?