みなさんこんにちは!前回の続き、ですね。
「CC自身の経験や性格などを開示すること」 の目的
<相談者とのラポール形成>
「あ、私と同じだ!分かってもらえる」
「同じ課題を乗り越えたんだ!何か教えてもらえるかも」
キャリコンの経験を聞いて、 相談者にこんなことを思ってもらえると見立てることができるなら、 自己開示してOKです。
<情報提供>
経験談を<情報>として伝えることが、相談者の気付きを促すために効果的だと考えられる場合は、伝えてみましょう。
<これはNG!>
ただし、伝える際の注意点があります。
キャリコン自身が、自分の経験を「成功事例」もしくは「失敗事例」という思い込みを持たないこと。 これがあると、意図せず「誘導」となってしまいます。
「こうやったら上手くいく(失敗する)」という思い込みは、絶対にNGです。上手くいった(失敗した)のは自分だから、です。
また、
皆さん、ご自身の経験には様々な感情が伴っていると思いますが、相談者にとってはただの情報、ただの事実、に過ぎません。
感情的にならず伝えることができることのみ、伝えるようにしましょう。
CCは、相談者の話す内容からフラッシュバックに陥るようなことがあってはいけません。
相談者の前に、まずはCC自身のココロが健康である必要があります。
<自己開示できることを増やすこと>
CCは、自分自身の経験を俯瞰的に捉える。
相談者のために、意識してください。
これは、CC自身が自己理解を深め、過去の自分を許し、受容すること。
過去の出来事を客観的に評価し、すべての選択を自らの意思で行ってきた結果が今であることを府に落とすことが、まずは自らを救い、そして相談者の支援に役立つ、ということです。
CC自身の自己理解を、深めましょう。
CCの経験は、ただの「ネタ」。
その「ネタ」をぜひ、相談者の支援のために有効活用してください。
それは、あなたにしかできない支援となるはずです。
そして、あなたにしかできない支援を必要とする人がいるはずです。
次回、「2.相談者の内容を受けて感じたこと、考えたことを開示する目的」に続くーー。