キャリコンの自己開示について③



皆様こんにちは!
前回からの続き、お送りします!


「CLの内容を受けて感じたこと、考えたことを開示すること」の目的


<「CLの自己概念の外側」への気付き >


「CLの内容を受けて、CC自身が感じたこと、考えたことを開示すること」は、CLにどんな影響を与えるでしょうか。


自分の感情、考えを伝えるとき、アサーションスキルのアイメッセージを使って、 「わたしは~と思います」 「わたしは~と考えます」 と自己開示することがあると思います。


CLの発言を受けて、CC自身が思ったことを発言することは、一歩進んだ積極的な関りですね。


これは、「CLの自己概念の外側」への気付きを促す目的があります。 関係構築がある程度できてから使用することが望ましい技法です。


CLとCCが違う人間だからこそ、CCがCLの自己概念を把握したとき、違和感を感じることができるのです。CLにとって、自分の自己概念が外からどう見えているのか、自分で気づくことは至難の業です。CCがそれをCL伝えることは、CLの自己理解を深める有効な方法の1つであり、CCにはそれを行う役割がある、と言えます。

<これはNG!>



ただし、使い方には注意が必要です!!

CCが自分ならこう考えるという自己開示をした後は、それをCLがどう感じるか、どう捉えるかに注目することが大前提です。


自然と、「あなたはどう思いますか」といった内容の質問がセットで使われることになりますね。

言いっぱなしの自己開示は、「押しつけ」になりかねません。CCが言いたいから言っているのではなく、CLにとって必要な関りだから行うのです。
間違うと、せっかく築いた関係構築を崩す要因にもなりますので、注意してくださいね。



CLが今どういう状態か。
関係構築はどのような状態か。
CLの非言語も含めて観察し、キャリアコンサルティングの進行具合を俯瞰した上で、行いましょう。




さて、次回は、「沈黙になったらどうする?」をテーマにお届けします。


試験までラストスパートですね!
様々なケースでロープレできる場は積極的に活用し、かつ、頭の中で繰り返しシュミレーションをしてくださいね。

声に出して1人対話をしてみるのもオススメ。
周りからみるとちょっとアレですが(^_^;)